奈良の靴下工場日記

くつ下の産地である 奈良県の広陵町で 1927年に創業した株式会社創喜です。靴下工場のアレコレ

高級な靴下ってどんなもん

こんにちは!

SOUKIのハシモトです。

みなさまは高級な糸と聞いてどんな素材のものを思い浮かべますか?

 

シルク?

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シルクにも「生糸」「絹紡糸」「絹紬糸」とランクがあります。

こちらの靴下はシルクの中でも比較的安価な「絹紬糸」

絹紬糸 靴下

 艶々したシルクのイメージとは異なり、

ネップのようなポコポコした雰囲気があります。

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 ※非売品です

アルパカ?

絹紬糸 靴下

もふもふかわいー!

寒いところに住んでいるアルパカさんの毛は保温効果が高く、あったかい

こちらのトップボアの靴下はボアの部分にアルパカの毛を使用しています。

 

カシミア?

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ちなみにカシミアは↑写真にもあるようにヤギの毛です。

 

それとは比べられないほど高級な糸の素材はこちら!!

 

ビクーニャ 靴下

 

ビクーニャ 靴下

※非売品です

 

ただの茶色い靴下?

茶色とみてピンと来た人は博識ですね!

そう、あの「ビクーニャ」の糸で編まれたくつ下です!!

会長がむかーし、少しもらった糸で編みたてたそうです。

繊維が細くつややかでさらっとしています。

すごいでしょう?めったに出会えないレアものです。

ビクーニャがわからない?

 

ビクーニャとは

南アメリカのペルー、ボリビア、チリ、アルゼンチンの標高約3,700- 5,000mの高地の草原に10頭前後の群れを作って生活している動物です。毛織物製品は高級品として取引されます。体毛が細く、毛の太さは100分の1mmほどで、動物の中でも極めて細い。人に懐かないので家畜化されておらず、野生のビクーニャを捕まえて毛を頂く形になります。2年に一度しか毛の刈り込みは許可されておらず、1回の刈り込みで成獣1頭につき250 - 350gの体毛しか得られません。

なんかこう、見た目が

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ひょろっとしててお目目がぱっちりで、不思議な動物ですね・・・。

私は羊やアルパカみたいなふわふわもこもこ系の動物が好きなので、ビクーニャも許容範囲内です!

かわいい!!

 

ビクーニャの毛織物は調べたところ、マフラーでも15~20万円くらいする代物!

ビクーニャの靴下、これ一足しかなく販売もできませんが、売るとすれば数万円??

超高級靴下ですね!

糸を仕入れることができないので、残念ながら新たに編むことはできませんが。

履いていた会長曰く「すごく暖かい」そうです。

 

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