創喜のスタッフ紹介シリーズ 「はじめまして 社長の出張です」
創喜のくつ下はたくさんのスタッフがまごころこめて、企画して、作って、包んで、発送しています。そんなくつ下作りの現場で頑張っているメンバーが自己紹介いたします。今回はちょっぴり番外編です。
ブログを読んでくださっているみなさま、はじめましてこんにちは。
社長の出張耕平です。
社長という肩書ですが、小さな会社なので社内の細かな業務もいろいろと頑張っています。
最近チャリックスをテレビに取り上げていただく機会が増えてきたので、テレビで私の顔を見てくださった方もおられるかもしれませんね。
創喜はもともと私の曾祖父がつくった工場で、「出張靴下工場」という名前でした。「創喜」の屋号に変えたのは先代社長である私の母。
「チャリックスで奈良のくつ下を知って欲しい」「ものづくりの魅力を伝えたい」と何度も言っているので、私がずっと創喜で仕事をして来た……と思われているかもしれませんが、実は学校を出たあと、他の会社に就職をしました。
創喜に戻って仕事を手伝うようになったのは、10年ほど前のことです。
戻ってきた当時、靴下編み機はあるものの、くつ下はほとんどつくっていませんでした。メインでつくっていたのは、膝のサポーターやレッグウォーマーやアームカバーだったんですよ。
そんなある日「ローゲージのくつ下をつくってほしい」という仕事が舞い込みました。
驚きながらも針数の少ないヴィンテージの靴下編み機を動かして、たっぷりと糸を使ってローゲージのくつ下をつくりあげました。
空気をふっくらと含んだ、でもしっかりとしたはき心地のくつ下。
「これだ!」と感じました。
ローゲージソックスの良さに気づいたものの、売っているのは薄手のハイゲージソックスが多い時期。
たくさんのお客さんに、ローゲージソックスの魅力をどうやって伝えようかと悩んでいる中でひらめいたのが、靴下編み機を自転車の動力で動かす「チャリックス」でした。
チャリックスは自転車のペダルを10分ほどこげば、子どもでも楽しみながらくつ下を編むことができますし、編み機が動いている様子も見ることができるので、ものづくりの魅力も感じてもらえる機械です。
ワークショップやイベントに持って行って、色々な方にチャリックスを体験していただくことができましたし、テレビなどで紹介され、「私も乗りたい」という嬉しいお声もいただくようになりました。
それなら、チャリックスを常設にして、いつでも乗りにこれるようにしたら、皆さんに喜んでいただけるのでは?
チャリックスに乗って、工場の機械を見て、広陵町のくつ下づくりの歴史や魅力を楽しく学んでもらえる、そんな「くつ下のテーマーパーク」をつくろうと決心したのです。
それともう一つ、くつ下のテーマーパークを作ろうと思った理由があります。「次世代のつくり手」の育成です。
広陵町の靴下製造業も高齢化が進んでいます。若いつくり手を育て、仕事を引き継いていくことの難しさを感じている工場も少なくありません。
小さな子どもたちが、くつ下工場で編み機が動く様子を見て、チャリックスに乗って「くつ下づくりって面白い・楽しい・カッコイイ!」と思ってもらえたら、きっと次世代のつくり手に育っていってくれるはずだと思うのです。
くつ下のテーマーパークを「S.Labo」と名付け、施設立ち上げを目標にしたクラウドファンディングに目下挑戦中です!
精一杯頑張って呼びかけているのですが、なかなか支援が集まらず困っています。
あなたのお力を貸してください! よろしくお願いします!
取組中のクラウドファンディングはこちら