奈良の靴下工場日記

くつ下の産地である 奈良県の広陵町で 1927年に創業した株式会社創喜です。靴下工場のアレコレ

夏こそ厚手のくつ下を

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こんにちは、創喜です。
気温がぐんぐんと上がり、夏らしい日が増えてきましたね。
足元もそろそろ衣替えの時期でしょうか。

 

見た目の涼しさでくつ下を選んでませんか?

お気に入りのサンダルに合わせるのはストッキング?
それとも流行りの夏らしいシースルーのくつ下でしょうか?
薄手のくつ下にサンダルだと涼しいな……と思っているのもつかの間。
だんだん足の裏がべたべたしてきて、気づけばとっても不快……。
こんな状態になったこと、ありませんか? 私はあります。
風通しを良くして、足元の温度も下がっているはずなのに、不思議ですよね。

もちろん、暑い時期に通気性の悪い靴を裸足で履くと
汗でベタベタ、しかも脱いだ足が臭ってしまうことは合点がいくのですが
なぜ涼しいサンダルでもベタベタしてしまうのでしょう。

 

足のベタつきや臭いの原因は?

原因の一つめは、足の汗腺の多さ。
身体の中でも足の裏は汗腺が多く、汗をかきやすい場所です。
なんと、その量は両足で1日コップ1杯分!! びっくりしますよね。

汗の99%は水分で、残りの1%の主成分は塩分。
他にはカリウム、カルシウムなどのミネラルに、乳酸、尿素・皮脂なども含まれています。
この汗が角質や垢に混ざり細菌が増えることが、ベタベタや臭いの原因になるのですね。

原因の二つめは、サンダルのソール素材です。
サンダルのソールに使われている素材は様々ですが
スポーツタイプのサンダルを除けば、
合皮やゴムなどの吸湿性の低い素材がよく使われています。

こういった吸湿性の低い素材のソールに、大量の汗をずっと塗り続けているわけですから
吸い取られなかった汗がベタベタになるのは当たり前かもしれませんね。

 

脱ベタベタには天然繊維の分厚いくつ下を

臭う&ベタつく悩ましいサンダル足に
ぜひともオススメしたいのは「分厚いくつ下」です。

「夏らしく薄いくつ下の方が涼しくて汗をかかないのでは?」
と思われる方も多いかもしれませんね。
でも、薄すぎるくつ下やストッキングは吸湿・吸水性をもたせることが難しく
素足とあまり変わらないようなベタつきになってしまう場合も。
分厚いくつ下ならしっかりと汗を吸い取ってくれるので、足元の快適感が続きますよ。

たとえばお風呂上がりに身体を拭くタオルも
薄いタオルだと、すぐにべちゃべちゃになってしまい
身体についた水滴を拭いきれず不快感が残りますが、
分厚いタオルならしっかり水を吸収してくれるので
短い時間でさっぱりと拭きとることができますよね。
くつ下の薄い・厚いも、タオルと同じ。
分厚いくつ下の方がはるかに吸水力が高く、足をさらっと快適に保てます。

もっとこだわりたいなら、くつ下を買うときに「素材」もチェック。
化学繊維が多いくつ下より、天然繊維が多いくつ下の方が
繊維そのものの吸湿・吸水力が高いのでオススメです。

夏なら麻や和紙素材でできたくつ下を履いてみてください。
さらさら・しゃりっとした肌触りなので心地よいですよ。


マスクをつけながらの二度目の夏です。
せめて足元はさらっと快適にお過ごしくださいね。

 

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