奈良の靴下工場日記

くつ下の産地である 奈良県の広陵町で 1927年に創業した株式会社創喜です。靴下工場のアレコレ

こんなに暑いはずなのに…

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8月に入って一気に気温が高くなりましたね。

地域によっては40度を超えたところもあるのだそう。

家の中にいるのにも関わらず熱中症で倒れる方もいますから

冷房の使い方も気をつけていきたいもの。

 

でも、冷房をつけていると

どんどん足先が冷えてくることがありますよね。

ひどいときは膝から下全部がひんやり…なんてことも。

 

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冷房をつけなければ熱中症が怖いし

冷房をつければ、今度は冷えが心配に…。

「冷えは万病のもと」ともいわれますから、対策していきましょう。

 

こんなに暑い季節ではあるのですが

やらなければいけないことは、冷える足の「保温」です。

 

保温のことを一番考えるのはやっぱり冬。

着るのは、ふかふかのダウンジャケットに太い毛糸のニット帽

下着やセーターを重ねて、足元は厚手のソックスでしょうか。

冬のファッションは着ぶくれするものですよね。

実は、このふかふかの衣服や、服と服のすき間に入っている「空気」が

私たちの体温をしっかりキープしてくれているんです。

 

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冬の冷たい空気や、夏の暑い空気を体感したことがあるからこそ

「空気が温度をキープする」という言葉に違和感を感じるかも?

でも本当のことなんです。

 

例えば発泡スチロール製の箱に入れておくと、氷がすごく長持ちしませんか?

発泡スチロールの中にはたくさんの小さな空気の粒が入っていて

その空気が動かないことによって、しっかりと保冷してくれているんです。

 

話を夏にもどしましょう。

 

足先を冷やさないために必要なのは「足の周りに空気の層をつくること」。

 

そう。くつ下を履くということなんですね。

 

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中でもおすすめしたいのが、程よく空気の層をつくりながら

通気性をもっている「ローゲージソックス」です。

 

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冷たい風が直接肌に当たらないように保護しつつも

糸と糸の間に適度な隙間があるから、汗をかいたらしっかり蒸発。

中でも天然繊維の割合が高いローゲージソックスは

繊維自体の吸湿性もあるので、夏にぴったりなんですよ。

 

ちょっといいくつ下で、暑くて寒い夏を乗り越えるのはいかがですか。

 

 

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