奈良の靴下工場日記

くつ下の産地である 奈良県の広陵町で 1927年に創業した株式会社創喜です。靴下工場のアレコレ

靴下の町でよく見かけるアレ

こんにちは!

SOUKIのハシモトです。

まだまだ寒い先週末、ハシモトは寒中キャンプをしていました。

寒い季節のキャンプは、焚火が暖かかったり、星空がきれいだったり、ほかの季節とはまた違った良さがあるのでお勧めです。

 

ところで、広陵町の街中や公共施設、公園などで時々目にするこちらをご存知でしょうか。

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この優しさがあふれる座布団などは靴下を作る工程で必ず出る、この輪っかで作られています。

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編まれた靴下はつま先が開いた、筒状になって出てきます。

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開いたつま先をロッソ専用のミシンで縫い合わせるのですが、先の部分が切り落とされ、たくさんの廃棄物が出ます。

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それがこの輪っかです。

 

全国で一番靴下を作っている広陵町はこの輪っかもとってもたくさん出ます。

 広陵町ではこの輪っかを使った様々なものの作品展なども行われています。

 

一昔前までは業者さんに産業廃棄物として引き取ってもらっていたのですが、

最近では色ごとに分けて靴下の協同組合に持っていき、引き取ってもらいます。

それらは福祉施設に譲渡され、手芸材料として使用されているそうです。

SOUKIの輪っかはローゲージ靴下のふわふわのものが多いので評判が良いそうですよ。

 

こうやって再利用し、編まれたりして

のれんにしたり。

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マットにしたり、

 

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座布団にしたり、

 

タペストリーにしたり。

 

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素朴で暖かい手作り品です。

 

 

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