奈良の靴下工場日記

くつ下の産地である 奈良県の広陵町で 1927年に創業した株式会社創喜です。靴下工場のアレコレ

暖かいくつ下のすゝめ

こんにちは!

寒さにはとっても弱い、季節の変わり目に体調崩しがちなSOUKIのハシモトです。

少し朝晩がひんやりとしてきましたね。ハシモトはシーズン先取りでウールの混率の高い靴下を履いています。

あまり、靴下に関しては素材を気にしない方の方が多いんじゃないかなと思います。

かくゆうハシモトもそうでした・・・。

 

 洋服に関しては夏は綿・麻、冬はアクリル・ウールなど、なんとなく涼しそう!

あったかそう!というように選んで買っていましたが、靴下は

 

柄がいい!薄い、分厚い、丈夫そう、という風に素材はないがしろにされがちかと思います。

 

でもね、靴下を知れば知るほど、素材から選んだ方がいいじゃんか!ってなるんです。

 

ウール(羊毛)の話

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羊毛の繊維はタンパク質の細胞からできていて、表面はうろこ状をなして重なり合ています。しかもウロコは規則正しく一定の方向を向いています。このウロコが絡み合うことにより、糸にしたり、フェルトにしたりすることができます。

ハシモトは手芸が得意なんですが、ニードルフェルト手芸なんかもこの原理を利用していますね。

羊毛の繊維にはちぢれがあり、その隙間に空気の層ができるために羊毛繊維は暖かいとされているんです。

 さらに、この羊毛は水は弾くが湿気を吸収するという性質をもっています。

↑ここが重要

 

よく、登山靴下なんかウールが使用されているのは、水にぬれにくく、汗などの湿気を吸ってくれる、しかもあったかい!というとーっても理にかなった物なのです!

あと、羊は動物として可愛い。メーメー

 

ただウールにも弱点があって、

①アルカリに弱い

アルカリ性の強い洗剤で洗うと、キュッと縮んだりしてしまいます。

 

②虫さんの大好物

寒い季節が終わって衣替えのときは、ウールセーターと同じように防虫剤を入れて保管しないと食べられて穴が開いちゃいます。

 

③摩擦に弱い

経験がある人もおおいかもしれませんが、こすれると毛玉になって段々生地が薄くなってしまいます。

そんなウールのくつ下の弱点を頑張って補ったSOUKIの靴下はこちらの

-Horn-「ホーン」です。

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ふっかふかのボリューム感が見た目にも暖かいこのソックスは、羊が寒さから身を守るために持ったウールの機能が最大限に詰まっています。

ふっくらと暖かな「防縮ウール」を使用し、お洗濯でも縮みにくい!

そのウールをローゲージの編み機をゆっくりと回転させて丁寧に編みあげました。

さらに、つま先部分と、かかと部分は生地が2重になるように編まれています。

シッカリと厚みがあり、穴が開きにくいです!

 

また、こちらの靴下は秋口のちょっとした登山やハイキングにも最適!暖かいのに蒸れにくくていい感じです。

ほかにもウールの靴下たくさんあります。

 

ほかのくつ下も見てみようかなーという方はこちら

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