奈良の靴下工場日記

くつ下の産地である 奈良県の広陵町で 1927年に創業した株式会社創喜です。靴下工場のアレコレ

くつ下をポイっと洗濯機に放り込む方へ

こんにちは。

SOUKIのハシモトです!

 

秋の日はつるべ落とし。

つるべって何のことか調べたら井戸の水をくみ上げるときにつかう容器のことで、するする~っと落ちてくようにあっという間に日が暮れてしまうことを言っているということみたいです。

 

日の出ている時間が短くなって、もう冬も近いですね。 

ハシモトは寒いのが苦手なのですが秋冬物のお洋服はすきなので、それに合わせて暖かそうなくつ下を新調して冬に備えています。

 

ついつい衝動買いでフカフカのちょっと良いウール混靴下を買った時のことです。

つい、ポイっと洗濯機に放り込んで洗ってしまったがために、縮んで小さくなってしまいました。

冬物の靴下ってお値段がそこそこする割にするわりに、お洗濯に弱いですよね・・・。

 

くつ下だからと、洗濯機にポイっと入れて洗濯していて、洗濯の仕方にこだわっていないとすぐにダメになってしまいます。

ウールのセーターを洗濯機にポイっと洗う人っていませんよね?

だれもが縮んでしまうことを知っているから。

 

靴下はどうでしょう?

ハシモトはついつい洗濯機にポイっとしていました。

カフカのちょっと良いウール混靴下、洗濯機にポイっとすると縮んでしまいます!

 

セーターだったら、一回着ただけで洗うのも面倒なので週末にまとめておしゃれ着洗いで洗ったりもするでしょうが、靴下はそういうわけにもいかないですよね。できれば毎日洗いたい。

 

面倒なちょっと良い靴下のお洗濯ですが、ウールのくつ下に限らず少し気にかけるだけでいいです。

それだけで長持ちします。

 

1.できれば手洗い

お風呂に入るときに、ついでにちゃっちゃーと洗えばいいんです。でもちょっとめんどくさい

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2.洗濯ネットに入れて洗濯機へ

ほかの洗濯物と絡まなくなります。摩擦が苦手なウールにはこれが大切。

 

3.干すとき、はき口は上を向ける

ほとんどの靴下のはき口にはゴムが使われていて、水にぬれると少しづつ劣化していきます。下にしてしまうと干したときに水がたまり、ぬれた時間が長引いてしまいます。

はき口を上に向けた方がゴムの劣化が抑えられて長く履けます。

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4.乾燥機は使わない

乾燥機にかけた日にゃあー確実に縮みます。

 

 とはいえ、靴下はパンツやブラジャーと同じように毎日身につける必需品ですので、劣化は避けられません。

あんまり気負いせずに古くなったらこちらから新しい靴下買ってくださいね 

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創業90年以上!歴史ある靴下工場のチャームポイント

こんにちは!

SOUKIのハシモトです。

 

SOUKIは靴下をつくり始めて90年!社長は5代目!

社長のおばあちゃんの話では1927年頃に納屋で農業の副業として靴下を作り始めたのが始まりです。(記憶での話なのでじつはあまり定かではないのです。)

 

今の工場は戦後に建てられたものなのでそれほど古くはないのですが、それでも随所に趣ある風景が残っています。

ハシモトはそれをチャームポイントと呼び、採集しています。

 

水色の水栓

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今は使われていないので水は通っていませんが、火災時の消火栓として設置されたものらしいです。(会長談)

 

事務所の木の引き戸

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トラックが工場の前の道を通るとカタカタと震えます。気密性?ナニソレ?

 

工場の床

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経年と人の行き来と機械の油によるビンテージ感あるいい艶、なかなかこの味は出せません。

 

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トタンの錆も壁のテクスチャーも自然の劣化でできたものですが、いい感じのムラ感があります。

 

糸巻機

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靴下に仕立てあがった後、またほぐして糸を再利用するためのもの。今は使っていませんが、糸がとっても貴重な時代があったのです。

 

手書き看板

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会社として設立する前の屋号。会長(前社長)の手書きがいい味を出しています。

余談ですが、会長はとってもまじめな職人堅気の人なのでこういうものを見ると少し萌えます。

 

 

SOUKIは工場も機械も新しいものはほとんどありませんが、温故知新!(使い方あってるのかな?)古いものから新しいものを生み出す靴下工場ですー。

 

新しい靴下はこちらから買えますー。

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靴下のまち、広陵町ってどんなところ③

はじめまして、SOUKIのセンムです。

広陵町に嫁いでウン十年のおばさんが、この町のいいところを紹介しますね。

 

日々の仕事の気持ちをリフレシュしたい時 すごくいい気分になる場所があります。

そこは、かぐや姫公園から、馬見丘陵公園を歩くコースです。

風を感じ、虫や鳥の声をきき、ときには、花のかおりをかいで木々や、草花の色をみでて季節を感じて歩くと しんどいことも忘れてしまいます。

今は木々が少しづつ紅葉しつつ、(今年は、暑かったし台風もあって、痛んでいる木々が多いですが。)でも 空気がおいしいです。

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馬見丘陵公園の今は、コスモス 広い公園中央付近では、ダリアの花の花壇が、みごとですよ。

毎年していますから ご存知の方もいますね。

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この週末お天気が良いらしいので出かけてみてはどうでしょうか。

 

わたしが、一番好きな場所は、かぐや姫公園と馬見丘陵公園を結ぶ高架橋の上から、
ふたかみ山を望むところです。

 

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真美ケ丘の家並みと道路と山々のコントラストに夕日は、絵になるのでは。

そして懐かしいきもちがするのは、なぜなのでしょうか。奈良はくにのまほろばとい
う気分ですかね。

工場内がざわついている、そのわけは

こんにちは!

SOUKIのハシモトです。

今日はなにやら工場内がざわついています。

いつもは工場の隅でたたずんでいる「チャリックス」も表に出てきてシャキッとしています。

 

ザワザワ・・・

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人が大勢、工場に入っていきましたけど?

 

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あ、出てきました。

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あの人はもしや!

 

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奈良が誇るコメディアンスター!

笑い飯の哲夫さんです!

 

今日は「ならフライデー9 | 奈良テレビ放送」の取材でしたー!

今回の様子は10月26日(金)のよる8時57分からの番組内で放送予定ですのでお楽しみにー!

 

ライトなアウトドアにおすすめの靴下あります

こんにちは!SOUKIのハシモトです。

秋も深まり、行楽シーズン真っただ中の奈良です。

少しずつではありますが、遠くに見える二上山の上の方から紅葉がはじまり、アウトドア好きのハシモトは週末に向けてお尻がうずうずしています。

(まだ週の最初の方の火曜日なんですけどね!)

ハイキング、キャンプ、ツーリング、フィッシングなどアウトドアにもいろいろありますが、特にキャンプやハイキングのアウトドアシーンにピッタリのおススメ靴下はこちらです。

 

 

コチラの靴下はジャズミックスと呼ばれる、いろいろな色がまばらに入った糸を使用しています。

つま先とかかとの切り替えもカラフルでかわいらしい。

 

綿・アクリル・ポリエステル・ウールの混合素材でできており、ふっくらと暖かく、

比較的摩擦にも強いのでガンガン歩けます!

適度な厚みはクッション性があり、歩く疲れを軽減してくれます。

でも一番大事なのはファッション性ですよね。(アウトドアは見た目から入るハシモトのような人)そんな方にもおススメです!

アウトドアあるあるだと思うんですけど、なんとなく足元にカラフルな色を持ってきたくなりませんか?

ハシモトはなります。

 

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登山靴などに合わせると相性がバッチグー!です!

 

もう一つおすすめなのが、こちらのレギンス

コットン素材のリブが入った伸縮性の良いレギンスです。

スペックダイと呼ばれる、糸束ごと染色液に浸して染める方法で、しかも手作業で染めています。なので独特のビンテージ風のムラがあるレギンスです。

コットン素材なので汗をかいても蒸れにくく、よく吸って発散してくれるのでとっても着心地よいレギンスです。

アウトドアで女の子がハーフパンツやスカートにレギンスを合わせたスタイルをしていると、グッときませんか?

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ハシモトはグッときます。

 

今年の行楽シーズンはぜひ、SOUKIの靴下&レギンスを履いて秋を満喫してくださいね!

 

 

ほかのくつ下も見てみようかなーという方はこちら

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まゆつばの話、足の臭くならない靴下

こんにちは!SOUKIのハシモトです。

まゆつばの話、

夜道を行くときに睫(まつげ)を唾でぬらせば狐狸に化かされないという伝承が元になっているらしいですが、

眉毛じゃなくて睫毛じゃん。

という突込みは置いといて、足が臭くならない靴下がSOUKIにはあります。

 

抗菌防臭効果をうたっている靴下は世の中にはすごーく沢山あって、

足の臭くならない靴下は確かにあります。

でもSOUKIの靴下はそういうわけではないのです。

 

足が臭くなる、そもそもの原因は雑菌が繁殖するからです。

何度も聞いていて耳にタコかもしれませんが、足にかいた汗と皮脂とが混ざり合って雑菌たちの栄養分となり、臭いにおいを発する雑菌が大量繁殖するから臭くなるのです。

雑菌を繁殖させなければ臭くなりません。

 

そこで抗菌効果のあるくつ下・・・ではなくこちらのくつ下です。

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まぁ、普通のくつ下なんですが、

コチラのくつ下には驚きの機能があるんです!

 

じつは、汗をとってもよく吸うんです。

でもそれだけじゃなくて、

とっても通気性が良いんです。

ね?すごいでしょう?

え?普通ですか?

 

汗を吸う、通気性が良いって普通の機能のようですが、それが足を臭くならないようにするうえでとっても大事!

 

先に書いたように、雑菌のもとは汗と皮脂

その汗の方を吸収して、発散してしまえば臭くならないという当たり前のことが

このくつ下にはできるのです。

 

しかもこのくつ下は綿という、天然素材でできていて、化学繊維に比べると水分を吸収する力も発散する力も高いのです!

革靴を好んで履くハシモトの足もこれを履いた時は、なんとなーく臭くない気がします。

これを履いた息子の足の臭さが和らいだ気がするという人もいます。

※個人の感想です。

 

足が臭くなくなるだけでなく

いろいろな色があってオシャレ!

 

ほんとに臭くならないのー?騙されている気がする。って方は

まぁ、化かされたと思って試してみてはいかがでしょうか?

ほかのくつ下も見てみようかなーという方はこちら

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暖かいくつ下のすゝめ

こんにちは!

寒さにはとっても弱い、季節の変わり目に体調崩しがちなSOUKIのハシモトです。

少し朝晩がひんやりとしてきましたね。ハシモトはシーズン先取りでウールの混率の高い靴下を履いています。

あまり、靴下に関しては素材を気にしない方の方が多いんじゃないかなと思います。

かくゆうハシモトもそうでした・・・。

 

 洋服に関しては夏は綿・麻、冬はアクリル・ウールなど、なんとなく涼しそう!

あったかそう!というように選んで買っていましたが、靴下は

 

柄がいい!薄い、分厚い、丈夫そう、という風に素材はないがしろにされがちかと思います。

 

でもね、靴下を知れば知るほど、素材から選んだ方がいいじゃんか!ってなるんです。

 

ウール(羊毛)の話

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羊毛の繊維はタンパク質の細胞からできていて、表面はうろこ状をなして重なり合ています。しかもウロコは規則正しく一定の方向を向いています。このウロコが絡み合うことにより、糸にしたり、フェルトにしたりすることができます。

ハシモトは手芸が得意なんですが、ニードルフェルト手芸なんかもこの原理を利用していますね。

羊毛の繊維にはちぢれがあり、その隙間に空気の層ができるために羊毛繊維は暖かいとされているんです。

 さらに、この羊毛は水は弾くが湿気を吸収するという性質をもっています。

↑ここが重要

 

よく、登山靴下なんかウールが使用されているのは、水にぬれにくく、汗などの湿気を吸ってくれる、しかもあったかい!というとーっても理にかなった物なのです!

あと、羊は動物として可愛い。メーメー

 

ただウールにも弱点があって、

①アルカリに弱い

アルカリ性の強い洗剤で洗うと、キュッと縮んだりしてしまいます。

 

②虫さんの大好物

寒い季節が終わって衣替えのときは、ウールセーターと同じように防虫剤を入れて保管しないと食べられて穴が開いちゃいます。

 

③摩擦に弱い

経験がある人もおおいかもしれませんが、こすれると毛玉になって段々生地が薄くなってしまいます。

そんなウールのくつ下の弱点を頑張って補ったSOUKIの靴下はこちらの

-Horn-「ホーン」です。

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ふっかふかのボリューム感が見た目にも暖かいこのソックスは、羊が寒さから身を守るために持ったウールの機能が最大限に詰まっています。

ふっくらと暖かな「防縮ウール」を使用し、お洗濯でも縮みにくい!

そのウールをローゲージの編み機をゆっくりと回転させて丁寧に編みあげました。

さらに、つま先部分と、かかと部分は生地が2重になるように編まれています。

シッカリと厚みがあり、穴が開きにくいです!

 

また、こちらの靴下は秋口のちょっとした登山やハイキングにも最適!暖かいのに蒸れにくくていい感じです。

ほかにもウールの靴下たくさんあります。

 

ほかのくつ下も見てみようかなーという方はこちら

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